投稿者: aokiitaru
4/23 ZEN24の新艇を納艇いたしました

ZEN24が田尻マリーナで進水しました。
今回は通常の艤装に加えて、バウスラスター、電動ウィンチ、セルフタックジブ、電動マリントイレ、風向風速計などの艤装を取付させて頂きました。
オーナー様から、女性でも扱い易く、ご夫婦で気軽に乗れるようにとご要望を頂き、約1年の納期を待っていただきながら、一緒に考えさせて頂きました。
結果、シングルハンド艇をさらに進化させたような艇に仕上がり、ご満足いただきました。






12/18 田尻ウィンターヨットレース

毎年恒例の田尻ウィンターヨットレース。
前日からの強風が続いていましたが、沢山の方々にお集まりいただき、本日のレースについて艇長会議が行われました。
棄権が相次ぐ中、エントリーして頂いた優勝候補のHKS Beagle(34feet)にAyato(23feet)や他の艇がどのような勝負を挑むのか見所満載です。
気温4度、最大瞬間風30ノット、湿度50%の条件では、体感温度はなんとマイナス12度となり、ヨット以前にウェアの選択を一つでも間違えれば体が全く機能しなくなり、セイリングどころではありません。
濡れてもアウト、キャビンに入ればたちまち船酔いが待ち構えているような限界のコンディションです。
田尻の冬季レースは気合の入ったセイラー達がHelly HansenやGillのオイルスキンで集まり、出航の準備している姿はこれぞヨットマンといった感じで憧れの存在ですよね。
風が落ち着けば面白い勝負になるかもしれないと期待しましたが、10時の時点でさらに天候の悪化が予想されたので、残念ながらレースは中止となりました。
艇長会議の後は、クイズやじゃんけん大会などで盛り上がりました。
今回のレースでは、
田尻漁業組合様からご協賛いただいた恒例の数の子
株式会社ファイブ管理様からご協賛いただいたカキ小屋ペアチケット
など様々な景品をお配りいたしました。
来年春のヨットレースにご参加いただいて、リベンジマッチを果たしたいと思います。
それではまた来年お会いしましょう。
(おまけ)本日、唯一出航された青木セーリングクラブのイーグル号から写真が届きました!
5/21 体験セーリング 大阪田尻

5月21日、大阪田尻で体験セーリングを行いました。
微風が吹く中、2名の参加者と出航!
曇りなので紫外線も控えめです。
メインセイルを上げ、エンジンを切ると、静かに帆走するY-23スクール艇。
船舶免許をお持ちのお二人はすでにボート経験者。
ヨットでも、舵の操作に戸惑うことなく目標に向けて艇を直進させ、安定したセーリングを経験して頂きました。
微風のセーリングは僅かな風の変化や波の音を感じれるので、ゆったりした中にも自然の魅力がいっぱいでした。
これを機会に、是非ステップアップの受講をお待ちしております。





4/17 田尻Springヨットレースを開催しました

長年に渡り田尻で行われる春のヨットレース。
伝統の一戦は8艇のヨットにより過去最高レベルの神経戦が繰り広げられました。
台風1号が日本列島から遠ざかり、穏やかな海面の田尻沖。
少し肌寒い微風でしたが、セーリングには絶好のコンディション。
艇長会議が始まると同時に発表される本日のコース。
レーティング表も大規模なレースと同じ基準で作られいます。



田尻ヨットレースの名物は、ラリースタート。
船のフィートとクルーの数によって、秒単位で正確にハンデが付けられます。
この日、最もスタートが早かったのはシングルハンドのY-23ナイトホークでした。


綺麗なセールカーブの写真を見ると、波を切り悠然と進むヨットのあの音が聞こえてきませんか?
ヨットレースで勝敗を分ける要素は何だと思いますか。
艇の性能、クルーの人数、スキッパーの技術。それはもちろん重要ですが、
田尻では複数のブイを周回しますのでブイを一番最初に見つけた人が有利になります。


今回の見どころは、スピンネーカーでした。
スピンネーカーは取り扱いの複雑さもあり、普段はセールバッグから出る機会が最も少ないセールでは?
しかし、レースを練習の場として活用していただき、皆さま果敢にチャレンジされていました。



レースは技術面だけでなく、整備面がとても大切です。船底が汚れていては、どんなヨットも鈍足になります。
普段からメンテナンスをしてヨットを可愛がっている結果がレースで浮き彫りになります。
その分、実際にご家族や仲間とクルージングへ行かれた際に、重大なトラブルを減らせるのではないかと思います。




今回のレース結果は、意外にもスピンを使わなかったY23が優勝となりました。
特別な艤装がされていない、いたって普通のY23がどうして速く走れたのか。とても興味深い事です。
この理由は、レース順位発表の後に、青木校長の貴重な技術解説で種明かしされました。



潮流を意識したセーリングをしたい方は、是非CONコースをご検討ください。
自艇が無くてもレースに出てみたい、定期的にヨットに乗りたいという方は、青木セーリングクラブにご入会下さい。
ヨットはとても身近な乗り物です。まずはお気軽に青木ヨットまでお問い合わせください。
この度はレースにご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

12月5日 ウィンターヨットレースが開催されました

いつもアオキヨットスクールBLOGをご覧いただき、ありがとうございます!
今回は、12月5日に開催された田尻ヨットレースについてレポートします。

前日の12月4日は、絵にかいたような爆風で、誰もが出航をためらうようなコンディションでした。
しかし、レース当日は、前日が嘘のような穏やかな天候!
さあ艇長会議を始めよう!


イーグル号のスキッパーを務めた私は、レギュラージブの予定を即座にジェノアジブに変更。
全員で7人のクルーと共に、ドキドキしながらレーススタートを待ちました。

そしてスタートの合図とともに小型の艇から出航していきます。
田尻マリーナ名物のラリースタートは、準備が命。本当に素晴らしい練習になります。


最初のY23のスタートから20分と大きなハンデを付けるY30イーグル。
少しでもアドバンテージを得るために、こっそりと出航方法を変更。


海に出ると、波やうねりは殆どなく、風が僅かに吹くコンディション。
一面に散らばる11艇のヨットは圧巻の一言。
抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げる艇たちの攻防は大の大人でも燃えずにはいられませんね。





本当に楽しい時間は、あっという間に過ぎていき、最後は順位発表と、恒例の数の子じゃんけん!
田尻漁業組合さんへ、毎年沢山の数の子をご協賛いただき、ありがとうございます。
レースが終わってから、あるオーナー様から田尻でヨットをやり始めて良かったよと言っていただき感動し、翌日に悔しい思いをしたあるオーナー様が一人でブイを回る練習をすると出航していく姿に刺激を貰いました。
青木ヨットスタッフ一丸となり企画したヨットレースは、参加して頂いた30人の方々によって完成したのでした。
次回は、2022年春に開催予定のスプリングヨットレースでお会い(リベンジ)しましょう。
