8/28 大阪セーリングクラブ活動を行いました

本日の田尻マリーナは北東8m/sの風。
今回のクラブ活動のテーマはリーフィングでした。

リーフを始めて作業するメンバーや、今まで仕組みが良く理解できないまま、何となく作業していた方など、メンバーのリーフに対する苦手意識を取っ払い、強風の状況下でも船を安定させることがテーマでした。

まず第一に、船によって、リーフの方法や艤装が全然違います。
リーフしてもメインセイルとジブセイルのバランスを取らないと艇は走ってくれない事も重要です。

まずは係留状態で、艤装の確認やリーフの構造や仕組みを理解してもらうため、全員にリーフとリーフ解除の作業をリハーサル練習します。

この時スキッパーの指示に従いクルーが動くので、決まった号令を掛けあい、相互確認していきます。

 

海上に出ると予想以上のうねりと風で係留時にくらべ圧倒的に足場が悪くなります。

まずはフルメインでの帆走を体験。

スプレーでデッキがウェットになるし、ヒール角度は20度くらいになるので、この状況下では移動するだけでも危険が伴います。

いよいよ海上でのリーフ作業スタート。

リハーサル通りにできるか、フルメインセイル、1ポイント、2ポイントリーフの反復練習です。

もう一つ、テーマに加えたのがセーフティハーネスの使い方です。

これも、ぶっつけ本番で使うより、普段から慣れておけばハーネスをかける場所や、ハーネス同士が絡まった際の対処など、役に立つ経験ばかりです。

なによりクルーに安心感があるので、強風時のデッキワークがスムーズです。

 

また、ウェザーヘルムの状態を再現して、メインとジブの組み合わせのバランスが取れたら、イーグル号(YAMAHA30-S)でも、 ニュートラルヘルムになることを体験していただきました。。

結果的に、今日は1ポイントリーフ+レギュラージブが最も快適でした。
ヒール角度も10度~15度くらいで、舵は手を添えるだけで殆ど力は要りません。

この経験を、スキッパーやクルーとして参加したクルージングで危険が迫ってきた時に、役に立ようにしっかり練習してもらえたと思います。

リーフ作業の詳細についてはインナーセーリング1の78ページ以降で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

本日はご参加有難うございました。
次回はジャイビングの練習です。

Itaru

 

 

 

 

 

2 コメントあり 8/28 大阪セーリングクラブ活動を行いました

  1. 風速8m/sでのリーフィングの反復練習、大変良かったです。 また、1ポイント、2ポイントとリーフィングするたびに走りがマイルドになる状態体験できました。青木先生ありがとうございました。

    • 今津様

      2ポイントリーフ+レギュラージブは快適で、舵も軽かったですね。
      私も大変勉強になりました。ご参加有難うございました。
      Itaru

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